「よく」という表現は手話でどう表現する?
これからはある本の中から題材を頂きながらお話を進めていきます。 題材となる本の名前は「よく似た日本語とその手話表現」です。 内容をそのまま転記するわけには行きませんので私なりに感じた内容でお伝えしたいと思 います。 ■勝手に新シリーズ <<意味を理解して手話を使おう!>> (^0^)(^。^)( ̄^ ̄)(^へ^)(^0^)(^。^)( ̄^ ̄)(^へ^) ★★★ 「よく」 ★★★ 前回は「良い」(よい・いい)に付いて私なりに勝手に解釈した内容をお届けしました。 今回も私が勝手に解釈し感じた内容をお届けいたします。^^; 「よく」これだけでは何のよくなのかがわかりません(当たり前ですが) 漢字に直すと「良く・浴・慾・欲・翼・善く・好く・翌」と色々と出てきますね。 今回は前回の「良い」に似た「良く」と言う言葉に注目してみた内容でお届けしたいと思 います。 うまく伝えることが出来ないともいますが見放さないで下さいませ・・・・ □△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼ 「よく本を読む」 どう表現します? 意味を考えると使う手話表現がわかって来ますね。 「良い」・「本」・「読む」 これでは意味が違います、「良い本」(読み手にとって良い本を読むということ) この場合は「良い」ではなく「いつも」とか「いろいろ」と言う意味が合うと思います。 「いつも本を読んでいる」=「よく本を読む」 「いろいろな本を読んでいる」=「よく本を読む」 と解釈できるにではないかと思います。 会話の中に登場する人物の様子で表現が変わってくるですね サークルなどで黒板などに文書を書き「これをどう表現しますか?」 なんてやったりもしますが、出来る事なら状況を説明した上で 「本をよく読む」 これをどう表現しますか? とやったほうが正しい手話を身につけ、判断できるようになると思います。 A・「外の景色をよく見る」 B・「外の景色がよく見える」 手話表現すると・・・・ 「外」「景色」「よく」「見る」 あれれ? 何か違いますよね??? ここでの「よく」は・・・ A・では「何度も見る」→「よく見る」と解釈出来ます。 B・では「はっきりと見える」→「よく見える」と解釈できますよね なので、この場合の「よく」は A・「繰り返し見る」「何度でも見る」と言う表現を使った方が良いと思います。 ろう者の方の中にはジェスチャーで何度も横を見る仕草で表現されたりもしますね 手話的には「数」を表現すればいいのかな?^^; 「外」「景色」「数」「見る」 こんな感じ? B・「はっきりと見える」「綺麗に見える」と言う表現で良いのではないでしょうか 「外」「景色」「はっきり」「見る」「出来る」 「外」「景色」「綺麗」「見る」「出来る」 そう! B・では「見る」ではなく「見える」となっています。 景色「を」ではなく景色「が」となっていますので最後に「可能だ」と言う意味が必要に なってくるんですよね、多分・・・・^^; なので「B」は「外の景色を綺麗に(はっきりと)見ることが出来る場所」なのだ 「良くなる」 なにがよくなるの? 「頭がよくなる」(勉強をした結果)「毎日」「勉強」「今」「頭」「良い」(出来る) 「身体がよくなる」(病気を(怪我を)直した結果)「病気(怪我)」「直る」 ※「病気」「ずい分の逆表現」「良い」※ 「実がよくなる」(植物の実が沢山実た結果)「木」「果物の実」「沢山」「出来る」 「鐘が良くなる」(ある時間帯になると町中の鐘がなる)「鐘」「数」「なる」 (短い間隔で繰り返しなる) ※「ずい分の逆表現」※ この表現はろう者の講師からお伺いしたものですが表現の方法は以下のとおりです。 人差し指の先端に親指をつけた状態から 親指を人差し指につけたまま人差し指の根元までずれしていくと言う表現です。 人差し指はものさしを表し、親指はそのメモリが増えていく様子を表した表現です。 意味的にも表現的にも「とても」と似ています。 使い方としては「ずいぶん待たせるじゃない」の「ずい分」の所です 「ずい分な言い方だね」 例文に例えると・・・・ 「身体をずい分悪くしたね」「ひどい怪我だね」等という時に使えると思います。 メモリが増えれば増えるほど悪化する事となります。 逆に親指を人差し指の根元から指先へと移動すると「ずい分」の言葉の意味が逆転します メモリが減っていく→改善していく とい事になりますので 「病気がずい分良くなったね」 と言うときに使えるわけです。 他にも言葉の意味として 「考えるのが良い」(考える事はいいことなのだ) 「考えるが良い」(考えなさいよ!)<命令形> 皆さん考えてください・・・・・^^; 相変わらず難しいな・・・・ 書いている私が混乱しまくり〜(どんだけ〜〜〜〜)??? □△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼□△○▽■▲●▼ もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい ***** この内容の参考にしている本の紹介 ***** よく似た日本語とその手話表現 第1巻―日本語の指導と手話の活用に思いをめぐらせて (1) 脇中 起余子 価格:¥ 2,100(定価:¥ 2,100) http://www.amazon.co.jp/dp/476282559X/ref=nosim/?tag=cyacyamaworld-22 ***************************************************************************** 通信講座で手話を勉強するなら 生涯学習のユーキャン 資料請求無料 |
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